誰にでもわかるエスペラント32 of EPA


誰にでもわかるエスペラントー英語との比較から その32 ー
講師:矢野裕巳 YANO Hiromi
動画はこちら→誰にでもわかるエスペラント講座32

出口日出麿著『生きがいの探求』

真に自己に忠実であったら、それでよいのだが、ある一部だけは忠実であって、他の一部分 ---都合の悪い事---には不忠実なのであるからいけないのだ。

Estas tre bone, se homo estas fidela al si mem, sed ofte
homo estas fidela nur al sia plaĉa parto, kaj malfidela al la
parto kiu kontraŭas lian nunan deziron.
( 伊藤栄蔵訳)


《解説》
Estas tre bone, 大変結構なことです se もし~なら  
fi dela al ~に対して忠実  si mem 自分自身 
nur al sia plaĉa parto 自分の好ましい事に対してのみ 
malfi dela al ~に対して不忠実 
la parto kiu kontraŭas lian nunan deziron
自分の現在の願望に対立する事
se 以下のエス文は、「しかし人は自分の好ましい事には忠実であっ
て、現在の自分の願望に対立する事には不忠実なことがよくありま
す。」というように、原文の最後の「----- であるからいけないのだ」
とは若干ニュアンスがちがうのでは、と個人的には感じています。
Sed の後ろにestas malbone ke homo を補うと原文の日本語に近づくのではないでしょうか?



If one is faithful to his true self, he will get along all right.
If he is honest only to part of himself, and ignores the part he
thinks is disadvantageous, things will not go well with him.

《解説》
be faithful to ~に対して忠実である  his true self 真の自己  
get along all right うまくやっていく 
honest only to part of himself
自分自身に対してのみ正直である 
ignores the part he thinks is disadvantageous
自分が不都合と考える事を無視します。
Things will not go well with him
物事はうまくいかないでしょう。
原文の最後は~であるからいけないのだ、はいけないのは人であっ
て物ではない。things will not go ~は物事がうまくいかないだろう。
で若干のニュアンスがちがっているのでは? たとえば、he will not
get along all right . ではどうでしょうか?