誰にでもわかるエスペラント4 of EPA


誰にでもわかるエスペラントー英語との比較から その4 ー
講師:矢野裕巳 YANO Hiromi
動画はこちら→誰にでもわかるエスペラント講座4

出口日出麿著『生きがいの探求』

よく自己の短所をかえりみて、これを直すようにしじゅう気をつけることがもっとも寛容である。

☆先月のポイントの復習
Estas +副詞(ーe) +不定詞( ー i )
〜することは必要である

エスペラント訳
Estas tre ncecese, ke homo ĉiam rigardu siajn malfortajn punktojn kaj klopodu ilin korekti unu post alia.
(伊藤栄蔵訳)

《解説》
ke ー以下の事は必要(肝要)です。
ke 〜節の rigardi ( 目をむける), klopodi (尽力する) 
の2つの動詞が
kaj で結ばれています。
主文がnecese( 肝要である)と命令、願望を表しているので、 
従属文の動詞がregardu, klopodu と命令法になっています。
ĉiam いつも   malforta punkto ( 弱点、短所)
ilin = malfortanjn punktojn korekti = 訂正する
unu post (la) alia つぎつぎに

同様の構文を使った文を参考に 
1 Estas bedaŭrinde, ke li ne venis. 
彼が来なかったのは残念なことだ。
2 Estas ĝojinde, ke li venis.  彼が来たのは喜ばしいことだ。
3 Estas strange, ke li ne venis. 彼が来なかったのはおかしい。
4 Estas interese, ke ankaŭ ĉe ni troviĝas tia kutimo.
興味深いことに、私どもの国にも、そのような習慣があります。
5 Estas necese, ke vi venu. あなたが来ることが必要です。
6 Estas ordonite, ke ni tuj forlasu la urbon.
私たちは、すぐに町を去るように命令されています。
7 Estas malpermesite, ke alilandanoj iru ekster la urbon.
外国人が市外に出ることは禁止されている。
5〜7 ke 節の動詞は 〜u ( 命令法)になっています。
山川修一著『翻訳のコツ』より


☆先月のポイントの復習
It is 形容詞+不定詞(to +動詞の原型)
〜することは必要である

英語訳
It is vital to examine our own defects and to give attention to remedying
them at all times.
( ウイリアム・ギルキー、田中雅道 共訳)

《解説》
It は仮主語、あるいは形式主語で、真主語は、to 以下すべてです。  
vital きわめて重要  examine 検査する、調査する 
own defects 自身の欠点 give attention to 〜に注意する、〜を大事にする
remedy 矯正する、改善する them = our own defects at all times たえず、いつも
to examine と to give は 等位接続詞の and で結ばれた不定詞ですが、 to remedying
の to は前置詞で、後ろに動名詞が来ます。ここを to remedy とはできません。


出口日出麿著『生きがいの探求』
いかなる逆境に処しても、平気の平左の心持ちになり得る修養だけが必要だ。書物の上ではない、実践の巷(ちまた)に立ってだ。

☆今月のポイント
Ne ( A ) 〜sed ( B )
(A) ではなく(B)
sed, but を「しかし」とは約しません

エスペラント訳
Homo devas sin hardi por resti tute trankvila eĉ en plej terura
situacio. Ne per legado de libroj, sed per aktualaj spertoj.
(伊藤栄蔵訳)

《解説》
devi 〜しなければならない  hardi 肉体、精神を鍛える
sin hardi 自分を鍛える
resti は1、「滞在する」と言う意味で覚えている人が多いですが、
2 「〜の状態でいる」 の使い方もあります。
【例文】
1、 Kiam mi restas en Kioto, mi loĝas en ĉi tiu hotelo.    
    私は、京都に滞在する時は、このホテルに泊まります。
2、 Ĉio restas senŝanĝa. すべては変わらないままだ。   

por resti tute trankvila
全く、平静な(落ち着いた)状態でいるために
eĉ 〜でさえ
plej とても(tre の強調)  
冠詞la を添えると、最も・一番に の意味になる
terura 恐ろしい
situacio 場面、シチュエーション
per 〜を用いて  aktuala 現実の
sperto 経験


☆今月のポイント
not( A) 〜but (B)
(A) ではなく(B)
sed, but を「しかし」とは約しません

英語訳
This comes , not from sitting at a desk, but by giving
experience in the world of practical affairs .
( ウイリアム・ギルキー、田中雅道 共訳)

《解説》
What we need to do 私たちがすべき事は   
in ourselves 私たちの中で  
(to) cultivate の目的語は、 in ourselves の後のperfect serenity( 完全な心の平静)と 
perfect poise ( 完全な落ち着き)です。
     serenity
perfect/
    \poise  
in the face of 〜に直面して、〜をものともせずに 
【例文】 1、He showed bravery in the face of danger.
       彼は、危険に直面しても勇敢であった。 
    2、He carried on in the face of general opposition.
       彼は世間一般の反対にもかかわらず実行した。
adversity 逆境 不運   
gain experience 経験を積む  
practical affairs 現実の仕事、業務