誰にでもわかるエスペラント8 of EPA


誰にでもわかるエスペラントー英語との比較から その8 ー
講師:矢野裕巳 YANO Hiromi
動画はこちら→誰にでもわかるエスペラント講座8

出口日出麿著『生きがいの探求』

万事万物に対して、人おのおの、その「よし」とする標準が違うのである。同一の人においてもまた、その時を異にするにしたがって然りである。
われらは抽象的には、善だとか、正だとか、理想だとか、いろいろといっているけれども、その善なるもの、正なるもの、理想なるものの内容にいたっては、人と時とを異にするにしたがって千変万化である。ゆえに、自分の善とし、正とし、理想とするところを、ただちに他人におしつけようとしてはならない。

☆先月のポイントの復習から
だけども〜 Kvankam 〜
〜(主語+動詞)

Ĉiu havas sian propran kriterion por juĝi iun ajn aferon.
Eĉ la sama persono havas alian kriterion laŭ la okazo.
Kvankam mi parolas same pri "bono", "justo", "idealo" ktp.
abstrakte, iliaj enhavoj estas tre diversaj laŭ homoj kaj tempoj.
Do oni ne devas rekte trudi al aliaj sian "bonon", "juston" aŭ
"idealon".
(伊藤栄蔵訳)

《解説》
kriterio ( 真偽の判断の)標準、規準 
juĝi( 人、事件を)裁判、審判する。さばく
iun ajn aferon あらゆる事 okazo 機会
paroli pri 〜について話す same 同じように 
ktp=kaj tiel pli の略  その他、〜等 
abstrakte 抽象的に 
iliaj enhavoj   bono( 善)justo(正義)idealo(理想)などのenhavoj
(内容)  
diversaj 各種の、様々な rekte まっすぐに、じかに 
trudi 押し付ける、しいる
aliaj の後ろにpersonoj が省略されていて、他人


☆先月のポイントの復習から
Although ( Though ) 〜
〜(主語+動詞)
In all matters, the standards by which someone judges a thing to be good or bad differ according to the person.
Even for the same person, the standard may vary with time.
Though we speak abstractly of the good, the right and the ideal, the nature of these attributes changes endlessly
depending on the person and the time.
Therefore, we must not too readily allow what we ourselves
consider as good, right, or ideal to intrude on other people.
(ウイリアム・ギルキー、田中雅道 共訳)

《解説》
matters 事柄 which はstandards をさして、主部はdiffer の前まで。
someone( 誰かが)good であるかbad であるかをjudge( 判断)するstandards( 規準)は
differ ( 異なる) according to 〜によって even for the same person 同じ人にとってでさえ
vary 変化する 変わる  speak of 〜について話す 
abstractly  抽象的に   
nature of these attributes these attributes =the good(善なるもの)
+ the right(正なるもの)+ the ideal(理想なるもの)のattributes(特性)の nature ( 内容)
change 変わる  endlessly 際限なく  
depending on 〜にしたがって readily 躊躇なく、
容易に allow + 目的語+ to 動詞 目的語がto 以下の事をする事を許す 
目的語= what we ourselves consider as good, right,or ideal
私たち自身が善、正、理想と考える事
intrude on 人 人に意見などを無理に押し付ける


出口日出麿著『生きがいの探求』

腹が立つ時、ただ単に、強いてこれをおさえようとするよりは、よく事情を思いきわめて冷静になるのがいちばんである。
相手の立場に同情してやるべきである。また、その事件のなりゆきに同情すべきである。

☆今月のポイント
Kiam 主語+ 動詞、主節(主節+ 動詞)
〜の時、〜である

Kiam vi ofendiĝas, vi esploru la cirkonstancojn objektive, por vin
kvietigi prefere, ol simple peni retenadi la pasion.
Simpatiu la ofendinton, sur lia starpunkto; simpatiu ankaŭ la
kaŭzojn kaj procezojn de la afero.
(伊藤栄蔵訳)

《解説》
ofendiĝi =koleri 侮辱を感じる、怒る  
esplori 調査する、調べる cirkonstanco 諸事情、状況 
objektive 客観的に kvietigi 静める、なだめる、鎮圧する 
kvietigi vin 自分をなだめる 
preferi (A) ol (B)    (B) より(A)の方がよい  reteni 抑制、
静止する からretenadi
simple 単に la pasio ( 愛憎の熱情) を抑制し続ける peni( 努力)
simpatii 共感、共鳴する ofendinto  ofendi ( 怒らす) する人 
starpunkto 立脚点 stari sur 〜に立って
kaŭzo 原因、理由、動機  procezo 過程、経過、プロセス 
afero 事柄

☆今月のポイント
When 主語+ 動詞、主節(主節+ 動詞)
〜の時、〜である

When you are angry, you had better review the circumstances
calmly rather than forcibly repressing your anger.
We ought to sympathize with the circumstances of others.
We should also refl ect upon the course events are taking.
( ウイリアム・ギルキー、田中雅道 共訳)

《解説》
angry 怒る、腹を立てる  
had better + 動詞の原形 〜した方がよい 
review 再調査する、よく調べる
circumstances 事情、状況  calmly 冷静に  
(A) rather than ( B)   (B) より(A) の方がよい
forcibly 力ずくで 強制的に  repress 感情、欲望等を押さえる
ought to =should  〜すべきである  
sympathize with 〜 に同情する
others 他人refl ect upon 〜 〜をよく考える、思案する
the course とevents の間に関係代名詞which が省略されている。
course 成り行き