誰にでもわかるエスペラント9 of EPA


誰にでもわかるエスペラントー英語との比較から その9 ー
講師:矢野裕巳 YANO Hiromi
動画はこちら→誰にでもわかるエスペラント講座9


出口日出麿著『生きがいの探求』

しじゅう、あかるい気持ちには、なかなかなれないものだ。
暗い気持ちのときに、それに引きずり込まれて
しまわないように、自分で自分を警戒せねばならぬ。
気持ちはグルグルと変わるものであるから、
時期をまたねばいけない。

☆先月のポイントの復習から
Kiam 主語+ 動詞、主節(主語+ 動詞)
〜の時、〜である

Estas malfacile tenadi ĉiam serenan temperamenton.
Kiam enŝteliĝas malserena humoro, oni devas sin gardi por ne submetiĝi.
Ĉar la humoro ŝanĝiĝas, turniĝante, estu pacienca por iom da tempo.
(伊藤栄蔵訳)

《解説》
malfacile つらい、容易ではない   teni ある状態に保つ
tenadi ある状態に保ちつづける  ĉiam つねに 
serena うららかな、おだやかな  temperamento 体質、気質 
enŝteliĝi 忍び込む   malserena 陰鬱な、さえない  
humoro 気分、気質  sin gardi 自分を守る  
submetiĝi ~に従う、屈従する ĉar ~だから 
ŝanĝiĝi 変化する、変わる
turniĝi 回転する、回る turniĝante 回転しながら
pacienca 忍耐心のある、我慢強い  
estu pacienca 英語のbe patient で、我慢しなさい!
por iom da tempo 少しの間 英語の for some time


☆先月のポイントの復習から
When 主語+ 動詞、主節(主語+ 動詞)
〜の時、〜である

It is not easy to maintain a lightness of heart on every occasion.
When a gloomy mood threatens, we should not let ourselves be dragged into the depths.
Since our feelings are constantly changing, we should wait patiently for a more favorable outlook.
(ウイリアム・ギルキー、田中雅道 共訳)

《解説》
it は形式主語、真主語は to 以下  maitain 維持する  
a lightness of heart 明るい気持ち 
on every occasion あらゆる機会に 
gloomy mood 陰気な、憂うつな気分 threaten 迫ってくる、脅す 
let ourselves be dragged into 私たち自身を引きずり込ませる  
drag into ~ ~に引きずり込む  depths 深み  
since ~なので  
constantly たえず  patiently 忍耐強く  
wait for ~ ~を待つ 
favorable outlook 順調な展望、見通し


出口日出麿著『生きがいの探求』

人の気持ちの変化は、実際、たよりないほどクルクルと極端から極端へとゆくものである。
だから、この社会の状態さえ少しよくなってゆきさえすれば、思ったよりも人々は善人ばかりなのである。
すべては境遇に支配されているのである。
これを脱することは、いかなる達人といえども至難のことであろう。
ただ、その程度の問題だけの話である。

☆今月のポイント
se 〜
もし〜ならば、主節(主語+動詞)

La homa temperamento turniĝas vere de ekstremo al ekstremo.
Se la stato de la tuta socio iom pli boniĝos, la homoj certe
montriĝos multe pli bonkoraj, ol oni imagas.
Ĉiuj estas pli malpli regataj de la medio.
Eĉ la plej distingita homo ne povas tute sin liberigi de ĝia
influo. Nur estas demando de gradoj.
(伊藤栄蔵訳)

《解説》
temperamento 気持ち  turniĝi 回る、回転する   
ekstremo 極端
stato 状態、有様  boniĝi よくなる 
montriĝi 現れる、姿をあらわす 
bonkora 親切な、優しい pli 〜ol より〜だ 
oni imagas 人が想像する 
pli malpli 多かれ少なかれ、多少、幾分 regi 支配する、抑制する 
regataj de la medio 環境に支配されている
medio はメディア ではなく、環境、〜界 
la plej distingita homo 最もすぐれた、ひいでた、地位のたかい 
sin liberigi 自分を自由にする 
ĝia influo その影響つまり、自分の周りの環境  
demando de gradoj 程度の問題


☆今月のポイント
if 〜 
もし〜ならば、主節(主語+動詞)

A man's feelings swing from one extreme to the other and are
quite unreliable.
It might seem, therefore, that if social conditions were to
improve somewhat, people would become better-natured than
usual.
Yet all people are at the mercy of circumstance.
No one, not even the finest, can rise above this fact completely.
It is consequently a matter of the degree in which one is
influenced by circumstances.
( ウイリアム・ギルキー、田中雅道 共訳)

《解説》
extreme 極端、極度 unreliable 当てにならない、信頼できない 
were to 〜 実現性の乏しい仮定を表して、仮に〜だとしたら、
例文 If I were to die tomorrow, what would my children do ?
もし私が明日死ぬなら、私の子供達はどうするだろう  
somewhat 幾分、多少 better-natured より性格がいい 
yet  しかしそれでも 
at the mercy of 〜 〜のなすがままに 
例文 The ship was at the mercy of the wind and the waves.
船は風と波に翻弄された  circumstance 環境 
not even the finest 最もすばらしい人でさえ〜ない
rise above 〜 〜を克服する consequently その結果として
degree in which one is influenced by circumstances
環境によって影響される程度